双風神 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)
strong>本, 今村翔吾
無料ダウンロード双風神 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫) pdf
によって 今村翔吾
4.7 5つ星のうち11 人の読者
ファイル名 : 双風神-羽州ぼろ鳶組-祥伝社文庫.pdf
ファイルサイズ : 19.32 MB
内容(「BOOK」データベースより) 京の淀藩常火消・野条弾馬は、己が目を疑った。大火の折に生まれ激甚な災禍をもたらす炎の旋風“緋鼬”が大坂の町を蹂躙していた。続発する緋鼬に、それを操る何者かの影を見た弾馬は、新庄藩火消頭取・松永源吾に協力を頼む。源吾は、天文学者でもある風読みの加持星十郎らを連れ大坂へ。しかし、ぼろ鳶組は、炎の怪物を眼前にすると大きな挫折を味わうことに…。長編時代小説、書下ろし。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 今村/翔吾 1984年京都府生まれ。ダンスインストラクター、作曲家、埋蔵文化財調査員を経て、専業作家に。「蹴れ、彦五郎」で第十九回伊豆文学賞最優秀賞、「狐の城」で第二十三回九州さが大衆文学賞大賞・笹沢左保賞を受賞。「羽州ぼろ鳶組」シリーズ第一作『火喰鳥』でデビュー。『童の神』で第一六〇回直木賞三十五賞候補となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
以下は、双風神 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
また清々しい火消し達の活躍の物語。前回で「江戸の全員が力を合わせて」と言う話だったからか、今回は京都・大阪が舞台。主人公の活躍で火消したちの気持ちが一つにまとまり、総力を挙げて火災に立ち向かっていくという流れはもはや食傷気味になるまで繰り返されてきた展開ですが、何度読んでも王道は良いものです。読み終わった後に落ち着いて振り返ると「あれ、またこの展開だったか」になるのですけど、これはもう時代劇のドラマでいつもの曲がかかっていつもの斬り合いが始まるようなものですね。「狐花火」の時に書きましたが、奥方と風読みが異才過ぎてどうも鼻につきます。そう書いたら意を汲んでもらえたのか、前回はあまり出てこず、今回は奥方は奥向きの出番のみ、風読みはさらにその上を行く人物にお株を奪われ、と控えめになってきています。しかし、これでは鼻につく対象の人物が別の鬼才に変わるだけの事で、たいして違いは無かったのですが……。毎回火災がテーマになるので新しいネタを出してこないと盛り上がらないという事情もあるのかも知れませんが、いつもミステリー仕立てのように奇異な手段での火付けが用いられます。これはもう、「これほど頼もしい火消したちが揃っているのだから普通の火事なんてすぐ消し止めてくれる」「だが、彼らが苦戦するほどの猛火が発生しないと話が作れない」「それほどの猛火を防ぎ止める方法を劇中で編み出して……」と、物語のパワーバランスのインフレが起きている構造です。今はもう火消しと火事の戦いではなく、超火消しと超火事の戦いの様相。本当にこれで良かったのか、作品の落としどころはどのあたりを想定しているのか、読んでいてふと疑問に思います。落としどころと言えば、今回は大敵との決着は無し。それどころか勝負そのものが起きなかったようなものです。物語の展開は先延ばしになってしまいました。このまま大阪での話がフェードアウトすれば「別にやらなくても良かった話」であり、今後も大阪での物語が続き、舞台が広がるなら「大阪町火消し登場編」という事になります。「かくかくしかじかで火災は食い止められた。事件の裏に潜む黒幕の計画とは何だったのか?以下、次回へ続く!」この一行で全てがまとめられる一冊。ひょっとしてこの作品はすでに迷走中なのでは……と感じています。
0コメント