無から生まれた世界の秘密 宇宙のエネルギーはなぜ一定なのか
strong>本, P. Atkins
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によって P. Atkins
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内容紹介 アトキンス博士の秀でた洞察力で,宇宙や物理法則を生んだしくみに迫った力作. 世界のありさまを決める物理法則や物理定数は,おそらく造物主の手抜き(怠慢)で生まれ, アナーキー(無秩序)が形を整え,ときに不可知(知りようもないこと)も手を貸して仕上がった…… うるわしくも複雑な宇宙とエレガントな物理法則のコアを明るみに出す. 宇宙誕生のとき「ほとんど何も起こらなかった」という独自の発想が数式なしに展開される. 未知の世界に挑む科学者たちの姿も描く. 主要目次: 1章 永遠を想う:世界をつくる物理法則 2章 豊かなる虚無:物理法則のゆりかご 3章 アナーキーが生む秩序:無法が法になるしくみ 4章 元気の尺度:温度と物理法則 5章 動の世界へ:自発変化とエントロピー 6章 知を生む不可知:気体とバネの法則 7章 正負の小粒:電磁気の法則 8章 尺には尺を:物理定数の意外な素顔 9章 宇宙の鼓動:数学と物理法則 推薦のことば:小林 誠博士(2008年ノーベル物理学賞受賞者) 私は研究のかたわら、初中等の理科教育にも関心をもち、 本書の訳者である渡辺正氏とは中学校理科の教科書の編集でご一緒してきた縁がある。 このたび同氏より、アトキンス博士の「無から生まれた世界の秘密」(原題"Conjuring the Universe) の物理学部分につき校閲を依頼され、一読のうえたいへん興味深い本と思い快諾した。 物理学における基本的な法則や原理とよばれるものは、広い範囲の自然現象の背後に共通する規則性を抽出している。 その分、抽象的な性格をもち、初めて学ぶ者にとっては敷居が高いと感じられることが多いようだ。 原著者は「手抜き」や「アナーキー」といったユニークな視点から、これらの基本法則のイメージを膨らませてくれる。 時間の均質性も、その帰結であるエネルギーの保存則も、造物主の手抜きの結果だという具合である。 平易な言葉で物理学の本質に迫る本書を通じて、若い読者が物理学の考え方に親しみをもつようになることを期待している。 内容(「BOOK」データベースより) 宇宙誕生のとき「ほとんど何も起こらなかった」というアトキンス博士独自の発想が、数式なしに展開される。世界のありさまを決める物理法則や物理定数は、造物主の手抜き(怠慢)で生まれ、アナーキー(無秩序)が形を整え、ときに不可知(知りようのないこと)も手を貸して仕上がった…うるわしくも複雑な宇宙とエレガントな物理法則のコアを明るみに出す力作。 著者について ピーター・アトキンス (Peter Atkins) 1940年英国生まれ.レスター大学化学科で学位を取得.1965年からオックスフォード大学リンカーン・カレッジに勤務(2007年退職,フェロー).IUPAC(国際純正・応用化学連合)化学教育委員会初代委員長,IUPAC物理化学・生物物理化学部会の委員を務めた. 世界的に名高い『アトキンス物理化学』,『アトキンス一般化学』をはじめとする化学教科書,一般向け科学書『ガリレオの指』,『万物を駆動する四つの法則』など,多数の著作がある.講演のため各国をたびたび訪れ,化学を世に広く伝えた功績で2016年Grady-Stack Award(米国化学会)受賞. 渡辺 正(わたなべ ただし) 1948年鳥取県生まれ.1970年東京大学工学部卒.1976年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了.工学博士.東京大学生産技術研究所 教授(1992~2012).2012年東京理科大学総合教育機構理数教育研究センター 教授を経て現在,東京理科大学大学院科学教育研究科 嘱託教授.東京大学名誉教授.専門は電気化学,光化学,科学教育,環境科学. 『アトキンス一般化学(上・下)』(東京化学同人,2014,2015),『化学-美しい原理と恵み』(丸善出版,2014),『星屑から生まれた世界』(化学同人,2017),『教養の化学-暮らしのサイエンス』(東京化学同人,2019),『「地球温暖化」の不都合な真実』(日本評論社,2019),などの訳書,『電気化学』(丸善出版,2001),『高校で教わりたかった化学』(日本評論社,2008),『「地球温暖化」狂騒曲』(丸善出版,2018)などの著書を含め約180点の著訳書がある. 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) アトキンス,ピーター 1940年英国生まれ。レスター大学化学科で学位を取得。1965年からオックスフォード大学リンカーン・カレッジに勤務(2007年退職、フェロー)。IUPAC(国際純正・応用化学連合)化学教育委員会初代委員長、IUPAC物理化学・生物物理化学部会の委員を務めた。講演のため各国をたびたび訪れ、化学を世に広く伝えた功績で2016年Grady‐Stack Award(米国化学会)受賞 渡辺/正 1948年鳥取県生まれ。1970年東京大学工学部卒。1976年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。工学博士。東京大学生産技術研究所教授(1992~2012)。2012年東京理科大学総合教育機構理数教育研究センター教授を経て、東京理科大学大学院科学教育研究科嘱託教授。東京大学名誉教授。専門は電気化学、光化学、科学教育、環境科学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 続きを見る
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宇宙大好きな私にとって、本書のタイトルはとても魅力的。ところが手にとって表紙の帯に「宇宙誕生のときほとんど何も起こらなかった!?」を見て、思わず「えっ!?」と叫んでしまった。「そんな馬鹿な?ビッグバンのような凄まじいことが起こったではないか??」。その辺り、1章と2章で説明しているが、なかなか「その通り!」とは頷けず、読みながらウトウトしてしまうことも。ところが、3章の光の屈折から俄然、引き込まれる。「光は光源から目的地までどんな経路もとれるという「放任主義」から、「光は最小時間の経路を進む」」という明快な法則が出てくるのだ。『光はあらかじめ最小時間の経路を知っている訳ではない!』本書の根源である「きれいなものをアナーキーが生む」の一例だ。だから、本書を1章から読み始めて眠くなってしまう人は、3章から読み始めることをお勧めします。続く4章は熱力学、5章はエントロピー、6章は気体の法則、7書は電磁気と見慣れた内容なので、一気に読めてしまう。そして、圧巻の8章「尺には尺を」と9章「宇宙の鼓動」に導かれ、「光速も、プランク定数も、ボルツマン定数も「幽霊定数」で不要!どうしても使いたければ、単位のないただの1とせよ(c = 1, h = 1, k = 1)」に感激!!高校や大学でそう教っていたら---。「幽霊定数」が生まれた失敗の元は温度の定義にあるが、その逆数を温度とみれば温度が絡む様々な式が驚くほどに単純になる。素晴らしい!物理化学の教科書が難解なのはこのためかと勝手に納得(苦笑)。本文ではこれらの説明を数式を使わずにこなしている。凄い。有り難いのは詳細な数式が本書末の注記に記されていること。大学生や背伸びをしたい高校生にお勧めだが、高校・大学の教員や研究者の方にも是非一読していただきたい名著です。
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