敗れざる者たち (文春文庫)
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によって 沢木 耕太郎
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内容紹介 目次 クレイになれなかった男 三人の三塁手 長距離ランナーの遺書 イシヒカル、おまえは走った! さらば、宝石 ドランカー 人生でただ一度だけの青春の時を菖蒲の世界に賭けて燃え尽きていった者たちの姿を、若きノンフィクションライターが哀惜こめて描く情熱的スポーツロマン。無人のリングやグラウンドに、ボクサーが、ランナーが、バッターが、サラブレッドが、騎手がたたずむ。彼らの曳く長い影が、あなたにははたして見えるだろうか。ここに収められた六篇の作品は「勝負の世界に何かを賭け、喪った者たち」という主題に沿い五年間にわたってかきつづけられてきたものだ。それぞれが独立し完結してはいるが、その意味ではひとつのまとまった長篇と考えられなくもない。いや、むしろそう読まれることを望んでいるといった方が正直だろう。(あとがきより)
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敗れるためには誰かにあるいは何かに倒されなければならない。彼は一体何に倒されたのか。さらに重要なことは、敗れる為にはそこにその場に立たなければならない、恐怖と孤独のただ中に、運命を決する場に。彼はどうやってその場にたどりついたのか。あるいはたどりつけなかったのか。一生「その場」に立たないであろう大多数の男達の一人として沢木耕太郎はその何故、いかにしてを見届けようとしている。「長距離走者の遺書」のなかでの円谷幸吉と斉藤勲司との「牧歌時代」が、おそらく全ての敗者の出発点なのだ。栄光のためでもなく金のためでもない。ただ走るのが楽しいから走っていた。走り続けた。ところがいつの間にかそれが変質してしまう。「何か」を得るために走るようになってしまう。「何か」のために走らされるようになってしまう。その極点において敗者は2つに分かれる。運命に選ばれてしまった者と運命を選び取った者とにだ。足を故障しても走り続けたアベベ、引退後もハードトレーニングをし続けた榎本喜八。かれらは結局老成しなかった者と言い換えることもできる。それは世間的にみれば敗者なのだ。だがそれは本当に敗者なのか?「あしたのジョー」に憧れた無数の若者達とともに沢木耕太郎は自らにそう問いかけている。
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